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『メンテナンスが大事』 By中西 2025.11.18
前回の宮崎ブログ“20年間の瑕疵保証が登場”とあったように住宅保証機構(東京・港)は、新築の戸建て住宅向けに20年間の瑕疵(かし)保険とした「まもりすまい新築20年一気通貫型保険」の受け付けを、2025年10月1日から開始しました。
宮崎のブログと一部重複しますが、ご興味のある方はおさらいとしてお読みください。
住宅保証機構は、住宅瑕疵担保履行法に基づく保険で、これまでの最長だった10年を大きく伸ばした20年の保険として、初めて国土交通大臣の認可を取得したそうです。
これまでは、新築住宅を20年間瑕疵保険でカバーするには、新築時に10年間の保険に加入し、再び10年の延長保険に加入する必要がありました。

この“新築20年一気通貫型保険”は、新築時の保険加入時に20年間の保険手続きを完了できることがメリットです。
補償は、どちらの保険も全てに於いて保証されるものではなく、住宅品質確保法に基づき定められた構造耐力上主要な部分及び雨水の浸入を防止する部分が対象ですから“玄関ドアに不具合がある”“キッチン水栓から水が漏れる”などは保険の対象ではありません。
新築時の保険加入から20年経過した後でも、5年や10年などの期間を選択して何度でも保険に加入できますが、火災保険のように保険料を納めれば良いのではなく、従来型の10年の保険と同様に保険を延長するには、アフターメンテナンスとメンテナンス工事が必要になりますので、それなりの費用が掛かります。
外壁や屋根の塗り替えが必要な時期かなと思っても“もう少しいいかな”“今は子供にお金が掛かるから”などなかなかメンテナンスをしない方が多いですが、住宅は建てたら終わりではありません。保険に入る入らないに関わらず住宅を長持ちさせるためにはメンテナンスは必須です。
では、どのような箇所をメンテナンスするとよいのでしょうか。
屋根・・・ 瓦屋根やアスファルトルーフィングの屋根は基本メンテナンスフリーですが、コロニアルやガルバリウム 鋼板は塗り替えが必要です。
外壁・・・・モルタル仕上げや無塗装のサイディングは塗り替えが必要です。塗装品のサイディングは高圧洗浄で汚れを落とせばよいと思いますが、塗装品、無塗装品共に窓周りやつなぎ目などのコーキング部分は痩せてきますので、打ち直しが必要になります。
バルコニー・・・・防水し直し
※屋根、外壁、バルコニー共に10年に1度のメンテナンスが理想的です。
床下・・・・防蟻し直し
防蟻は人体に無害なホウ酸防蟻剤がお薦めです。
ホウ酸系防蟻剤は一度処理すれば半永久的に効果が持続します。















