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耐震と構造
ツーバイフォー(2×4)工法と木造軸組工法(在来工法)の違い
ツーバイフォー工法とは・・・
木造枠組壁工法と呼ばれ、スタットと呼ばれる柱材2インチ×4インチのフレームで作ったパネルで壁や床、天井という面をつくり、組み立ててできる6面体の構造をベースに家を建てます。
6面で支える構造はモノコック構造とも呼ばれ、飛行機や新幹線、F1マシンなどにも採用されているほど強固な構造です。
そのため耐震性に木造軸組工法より優れています。
2×4工法で使われるスタットの数も軸組壁工法の約1.5倍使われています。
木造軸組工法とは・・・
いわゆる在来工法といわれ、柱や梁、そして筋交いで構成され、柱や梁を点で結んで建てる工法です。仕口や継手にほぞなので接合します。
ツーバイフォー工法や金物工法よりリーズナブルな為、建売住宅やローコスト住宅に多くもちいられます。
最近では2×4工法を真似して軸組み工法でありながら壁を作って面で支える構造にしているビルダーも増えてきました。
ご存じですか?軸組工法には金物工法という耐震性の高い工法があります
先にも述べたように一般的な木造軸組工法(在来工法)はツーバイフォーに比べ耐震性に劣りますが、それを補うために金物工法という手法があります。
エムアンドエー設計工房のオリジナル木造軸組工法でも使っている工法で、仕口や継手を金物に置き換えた工法です。
断面欠損も少ないことから安定した高強度な構造体にすることができます。
エムアンドエー設計工房の構造
エムアンドエー設計の住宅はこの基準を鑑み、元来地震に強いツーバイフォー工法か軸組工法とツーバイフォー工法を掛け合わせたオリジナル木造軸組工法で建築します。
オリジナル軸組み工法とは…在来工法の柱を使い、柱と柱を金物で接合する、いわゆる金物工法にした上にツーバイフォー工法同様面で支えた構造です。
防火地域など、木造建築不可の場所ではコンクリート住宅も可能です。
地震時で効果を発揮する金物が、引き抜き金物(ホールダウン)
この金物により、基礎~1階壁~2階壁までを一体とする事で縦揺れ時にそれぞれの‘ズレ’が起こるのを軽減できます。
一般的に2階建てまでの2×4工法の建物ではホールダウン金物は入れる必要がありませんが、エムアンドエー設計工房の住宅では全棟装備しています。
高強度な外壁下地を使用
エムアンドエー設計の住宅で標準採用している外壁の下地(構造面材)は、一般的に採用されている構造用合板や下地板と違い、高い強度がある「高強度パーティクルボードNOVOPAN(ノボパン)」という建材です。
この資材は壁の強度は通常の下地材に比べ約2倍と強く、撥水加工されているので建築時雨に降られても水を含み強度が落ちる心配はありません。
また、耐震強度を出すためにくぎを打つ位置もプリントしているので、たとえ新米の大工さんが施工しても間違いのない強度が出せるのが特徴です。
耐震は壁のバランスと直下率も大切
耐震性は壁の強度もさることながら、重要なのは強度のある壁の「バランス」と上下階の壁や柱の位置を同じくする「直下率」です。
ツーバイフォー工法が地震時などの外力に強いのは、実はこの直下率にあります。
内部での「耐力壁線区画」(強度のある壁の区画)が上下で一致させなければならないというルールが、横揺れに大きく作用して地震力を軽減させています(水平対向力)。
この力学を応用し、木造軸組工法でも同様の耐震金物を用いた構造設計を施しています。
耐震計算による高耐震
代表の宮崎は千葉県柏市と我孫子市の耐震診断士でもあり、耐震に対してアドバイスをする立場ですのでエムアンドエー設計工房の住宅では全ての住宅で耐震計算により高耐震を実現しています。
私の家だったらこうしたい!と考えた安全で安心な構造体です。
許容応力度計算による耐震等級3にも対応
耐震等級3とは
住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成11年法律第81号)に基づく評価方法基準内で定められる構造に関する耐震基準(構造躯体の倒壊等防止)で、等級3とは数百年に一度程度発生する地震による力の1.5倍の力に対して、倒壊、崩壊等しない程度を想定している最高の基準です。
長期優良住宅では許容応力度計算による耐震等級3が必須事項となっています。
又、長期優良住宅の申請は希望しないまでも耐震等級3の建物にしたいと望まれる方にはオプション価格になりますが対応いたします。
住宅の品質確保~最高の基準です。
耐震だけでは不安という方には制震制御システムにも対応
首都直下型地震も叫ばれる中、地震から身を守るための器である家の「耐震」だけでは、不安という方に、「制震制御システム」 を加える事により、さらに地震時の揺れを約48%吸収出来、建物の内外部での損傷を最小限に抑える事が出来ます
耐震に対する「剛」制震技術の「柔」が加わった最新木構造も可能です。