『高気密・高断熱住宅に住んでみて感じること』　By中西　2024.06.25

高気密・高断熱住宅に住んでみて感じること

一言で言うならば・・・

高気密・高断熱住宅に住んで感じることは、とても「快適」だということです。

2019年に会社の事務所兼体感ショールームとして新築し、北柏から移転しました

千葉県我孫子市湖北台という場所にあり、西に柏市、東に印西市、南は鎌ヶ谷市、北は茨城県取手市になります。

家の目の前はどこまでも続く田園で、今の季節は田植えも終わり緑がとても綺麗です。

秋になると稲穂は黄金色に輝き、それはそれは美しいです。

歩いて15分ほどで手賀沼の遊歩道にも行け、ウォーキングやマラソンなども楽しめます。

実は私の自宅にもなっています

建てた当初はこちらには住むつもりはなく、柏市ある築25年の一軒家から通っていました。

しかしながら、高気密・高断熱住宅の冬の暖かさを肌で感じ、当たり前だった真冬の寒さが身体に染み、耐えきれなくなり3年前に引っ越して来てしまいました。

なぜ、会社の事務所兼ショールームを社員の私が建てた？

みなさんは会社の事務所兼ショールームを社員が建てた？と疑問に感じることでしょう。

その辺のお話を少し触れておきますね。

公私ともに仲良くしていた方が病気で同時期に2人も亡くなり、命のはかなさを感じたのがきっかけです。

私が生涯に於いて一番したいことは何だろうかと考えた時、お施主様が口をそろえて「快適だ」というエムアンドエー設計工房の高気密・高断熱の家を建ててみたい！と心の底から思いました。

そこで、老後の為に貯めた預金をはたいて建てることにした次第です。

“金は天下のまわりもの。会社から頂く家賃もあるし、これから又老後貯金すればどうにかなるさっ！”

ケセラセラ

高気密・高断熱住宅とは？

高気密・高断熱住宅に住んでみて感じること　その1　春と秋に気密の良さを感じる

初夏などのエアコンを付けるか悩む季節や秋の気候がよい時に窓を少し開けただけで、風が通ります。

風船を針でつつくと中の空気があっという間に抜けていきますが、高気密の家も同じで、抜ける場所がなかった空気は窓を少し開けただけで動きます。

高気密・高断熱住宅に住んでみて感じること　その2湿度の高い雨の日には

我が家にはACルームという1帖ほどの部屋があります。

その部屋には、2.2KWのエアコンと除湿器が各1台入っています。

その部屋を夏は冷房、冬は暖房、湿度の高い日は除湿をした空気を送風機でダクトを通して各部屋に送っています。

梅雨時期の湿度が高い季節は、気温よりも湿度による熱中症が多発しているようですが、除湿器を付けることで家中の湿度を下げ快適に暮らせます。

※除湿器の水は、ドレインホースで外に直接排水しているのでタンクに溜まった水を捨てる手間はありません。

高気密・高断熱住宅に住んでみて感じること　その3エアコンを付ければすぐに快適になる

真夏や真冬のような1日中エアコンを付ける必要がない季節、料理をしていて「ちょっと暑いな」とか夜更かししていて「ちょっと寒いな」そんな時はリビングにある予備エアコンを付けるとあっという間に体感温度が変わり快適になります。

我が家は玄関とリビングの間にドアがなく、リビングは吹き抜けですが、それでもすぐに快適になるのは高気密・高断熱住宅だからだと思います。

高気密・高断熱住宅に住んでみて感じること　その4　家中同じ温度で暮せる

私はとても寒がりで冬場お風呂上りでもすぐに身体が冷えて以前の家では洗面所で着替えたら急いでリビングに移動していましたが、今ではのんびりドライヤーを掛けていても全く寒くありません。

又、夏場はエアコンを付けたまま寝ると不快に感じる方も特に女性はいるかと思います。

かといってタイマー設定にすると切れたとたんに寝苦しくなったりします。

エアコンの風を感じず家中同じ温度で暮しているとそんな不快さを感じることがありません。

夜遅くに外出先から帰って来た時の真夏と真冬は外気温との差があるので玄関を開けた瞬間から快適に感じることが出来ます。

高気密・高断熱住宅に住んでみて感じること　その5　人が感じる温度（体感温度）と室温は違う

高気密・高断熱の家と低気密・低断熱の家では感じる体感温度が違います。

それは、壁や天井、床の温度（輻射熱）によるものです。

低気密・低断熱の住宅では、真冬の外壁に面している天井や壁などはとても冷たく、床からは底冷えします。真夏はその逆でとても熱いです。

冬場に室温18℃～20℃位では一般的な住宅では寒く感じますが、高気密・高断熱の家では快適に暮らすことが出来るのは体感温度によるものだと身をもってわかりました。

高気密・高断熱住宅に住んでみて感じること　その6　実証結果

このブログを書いている2024年6月24日は明け方まで雨が降り蒸し暑い日でしたが、晴れていたので朝から窓を開けていました。

午前11時22分現在

室温27.7℃

湿度76％

と不快に感じましたのでACルームのエアコンを付けました。

1時間後午後12時24分現在

室温26.1℃

湿度57％となり快適になりました。

最後に・・・

高気密・高断熱住宅である証は数値で表すしかありませんがその数値さえ眉唾だったりもします。

エムアンドエー設計の建てる住宅は春夏秋冬24時間快適です。

これが住んでいる私の実感です。