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八千代市勝田台の家 本に囲まれて過ごすオウチ図書館のある家
エムアンドエー設計工房は我孫子市を中心に千葉県・埼玉県・茨城県などで注文住宅を施工していますがこの度、千葉県八千代市のお客様からお問い合わせをいただき、こだわりの注文住宅をご依頼いただきました。
ご夫婦+幼稚園の男の子と今年から中学生になる女の子の4人暮らしの住宅です。
大手住宅メーカーではC値の記載だけで気密測定を全棟実施しているわけではないと知り、地域密着で施工能力が高い中小ビルダーを検索しエムアンドエー設計工房のHPにたどり着いたそうです。
こちらのお施主様も2005年から続くブログを全て読み、こんなにも長くブログを続けていることに感銘を受け、また弊社の住宅創りの変遷を知り、‘一本の大河ド ラマを見ているようでした’と話され、信頼を感じますと言って頂きました。
外観デザインは、カバードポーチを持つアーリーアメリカンスタイルで外壁はラップサイディングにし、ペディメントとハーフラウンドのサンバーストを飾ったクラシックで飽きの来ないデザインです。
間取りは、1Fリビングにある階段から2F図書スペースを通過しないと各個室に行けない構成になっており、本好きの家族が集う場所はリビングの吹き抜けに面した日光の降りそそぐ図書スペース。
1階エントランス横には家族4人のファミリークロゼットも完備し、注文建築だから出来る間取り+高気密・高断熱だから出来る快適に過ごせる住宅です。
特徴
- 施工床面積 142.02㎡
- 断熱性能: 外皮平均熱貫流率UA値=0.41W/㎡K
- BELS(ベルス)による性能評価: 最高等級☆☆☆☆☆5つ星の家(BEI:0.46)54%削減
- NEARLY ZEH住宅(エネルギー削減量:87%)
- 気密性能: 総相当隙間面積C値=気密測定結果0.20㎠/㎡
- 構造: 2×4工法
- 構造計算(許容応力度計算)による耐震等級3を取得した長期優良住宅(全項目最高等級)+制震システム(ダンパー)
- 6帖用(2.2KW)エアコン各世帯1台+空気清浄システムで家中快適な家
- 樹脂サッシ+遮熱高断熱ペアガラス(一部トリプルガラス)
- 断熱材:屋根/W断熱(充填断熱+外張断熱)
壁/外張り断熱硬質+北側ノミ外張り断熱+充填断熱
制震システム(ダンパー)のある家
許容応力度計算による耐震等級3を取得した上に制震システムを装備しました。
制震システム(ダンパー)とは、自動車のダンパー技術を応用した地震や台風などの外圧から家を守る装置で、ダンパーが伸縮した瞬間からエネルギー吸収が始まり、層間変形にブレーキを掛けるもので、地震などによる建物の揺れを最大40%吸収します。
気密測定
今回も中間での気密測定に立ち会って頂きました。
エムアンドエー設計工房では、出来る限り気密測定に立ち会って頂き‘気密’の重要さを体感頂いています。
結果は0.20c㎡/㎡!
実は測定機械のファンが空回りするほど気密が高かったので、敢えて穴をあけて測定をしましたので、本来であれば0.1c㎡/㎡くらいの超高気密でした。
竣工
‘アーリーアメリカンスタイル’のファサード
外壁はアイボリー色のラップサイディングにし、コーナーは屋根と同じカラーのブラウン色のトリムで締めました。
格子入りの2連窓上にはウインドーヘッド、ファイポン製ハーフランドのサンバーストで装飾し、屋根もコーニッシュリターンとペディメントでデザインしました。
決定的なご希望がなかったので、何点かパースを作りデザインを含めたご提案を差し上げました。
カバードポーチのあるエントランス
カバードポーチがあるエントランス。
エントランスは、象徴として‘カバードポーチ’を作りました。
古いアメリカの住宅には不可欠なカバードポーチは屋根のあるテラスのようなもので、使い方は千差万別ながらそのデザインは古き良き時代を象徴しています。
玄関ドア廻りはピラスターとクロスヘッドでデザインし、エントランス照明やポストはアイアンでテイストを併せ統一感を出しました。
高気密・高断熱住宅はリビングドアはいりません!
「リビングドアがなくて寒くないの?」
高気密・高断熱住宅では、家中同じ温度環境なのでリビングドアがなくても寒くありません。
お施主様のご希望により1階の全ての出入口はアーチ型にデザインしました。
竣工写真の為、テーブルはありませんが、対面キッチン前がダイニングになります。
突き当りのカウンターはパソコン&勉強コーナーになっていますので、食事の支度をしながらお子さんの勉強にも気を配ってあげられます。
リビングは2階まで続く大きな吹き抜けに
リビングは2階まで続く大きな吹き抜けがあり2F窓からサンサンと日が注ぎます。
お子さんがいる家庭では理想のリビング階段です。
無垢の輸入階段手摺を採用し、アメリカンテイストに。
2階まで続く壁はキッチンカラーと同じブルーカラーの壁紙にして繋がりを出しました。
階段を上がるとオウチ図書館
本好き家族が集まる場所はリビングではなく、ここなのかもしれません。
吹抜に面しているこの場所はリビングにいる家族の気配も感じます。
どこにいても温度むらが少ないので読書の時間も快適に過ごせます。
天井まで続く本箱は大工さんの手作り
大工さんが造作で作った本箱です。
オウチ図書館中央にはお施主様持ち込みの背の低い本箱が並ぶ設計。
図面にも本箱を反映させ、本が選びやすいよう陰にならない照明計画になっています。
打ち合わせに時間をかけて、お施主様だけでは思いつかない細部まで設計するのもエムアンドエー設計工房のこだわりです。
リビングに面したカウンターの他にスタディーコーナーも完備です。
最後に・・・
エムアンドエー設計工房にいらした段階では、土地も決まっておらず土地探しからお手伝いしました。
地元不動産会社やエムアンドエー設計工房提携不動産会社に声を掛け、やっと見つかった土地です。
気に入った又は気になる土地については私達も現地に出向き設計上のメリット、デメリットなどお話しし、参考にして決めて頂きました。
建築に於いても、高気密・高断熱住宅を建てたいとしか考えていらっしゃいませんでしたが、色々お話させて頂き、又ご夫婦でもこれから先どのような暮らしをしたいのか?どのようなデザインが希望なのか?などお話され、プランを決める段階になると何枚にも及ぶ原稿用紙に希望が盛りだくさん書かれていました。
出来る限りお施主様の意向が盛り込めるように練りに練ったプランが完成し、本設計では会社がお休みの週末は必ず打ち合わせをし、細部に至るまで決めますので恐らく他社では考えられないほど大変ですが、それと同時に楽しい時間が続きます。