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『リノベーション(リフォーム)で後悔しない為のポイント』 By中西 2025.12.09
今日は“パナソニック住まい通信”より抜粋してお送りいたします。これからリノベーション(リフォーム)をお考えの方は必見です!
リノベーションが上手くいかなかった…ならないように、経験者が思いがけず
はまった落とし穴について事前に知って対策しておくことも大切です
●リノベーションで後悔した人が感じた落とし穴は?
中古住宅の戸建てやマンションを購入し、リノベーションを行う人も増えてきました。ただ、「リノベーションで後悔した」という人も中にはいます。
ここでは、後悔した人が感じるリノベーションの落とし穴についてご紹介します。
リノベーションは、住宅をこれまでよりも心地良く住みやすい空間にするもので、価値を高めることを目的にしているのが特徴です。
〇住みやすい便利な間取りにする
〇設備を交換し、使いやすくする
〇安心安全で、快適に心地よる暮らせるようにする
しかし、さまざまな問題、落とし穴により、リノベーションが上手くいかなかった…と感じることがあります。
そうならないためにもリノベーションした人が思いがけずはまった落とし穴について、事前に知って対策しておくことが大切です。
思っていたより費用が高額になった
リノベーションでよくある落とし穴は、費用が思っていたより高額になることです。
例えば、住まいをスケルトンにしてリノベーションする、フルリノベーションをした場合は費用が高額になることがあります。
費用は500~2,500万円くらいになり、建物の劣化度合いが著しかったり設備や素材にこだわったりすると、さらに高額となります。
また、部分的なリフォーム・リノベーションを行った場合でも、約100万~500万円くらいが相場です。
さらに、古民家再生の場合には、1,200万円を超える事が多くなります。
また、最初に予定していた金額よりも高額になったというケースも多く見られます。その原因には次のようなことが挙げられます。
〇リノベーションを機に、新しい設備を取り入れることが多い。その際、予定していたものよりも高機能の設備を選ぶことで、金額がアップする
〇.戸建て住宅など、広さがある場合、設備や施工面積も多くなるため、リノベーションの費用がかさむ
〇戸建ての場合、断熱性能の向上や耐震補強工事、外壁塗装、外構工事が必要となることが多く高額となる
特に戸建ての場合は、予想以上の工事が必要になり、予定していた金額よりも高くなることが多いようです。
制限が多く希望通りのリノベーションができない
リノベーションの落とし穴のひとつに、建物に制限があるために、間取りの変更や設備の追加など、思ったような工事をできないことがあります。
〇耐震性や構造に影響する柱や壁は撤去できないため、窓の増設や思ったような間取り変更ができない
〇防火地域・準防火地域の場合、外壁や屋根などの素材が限定される可能性がある
〇増築する場合、建築基準法の建ぺい率や容積率の制限があり増築できない
〇マンションの場合、変更できる部材や材料が管理規約で決まっていることが多く制限される
リノベーションをする前に、柱や壁など建物の構造を図面で確認するほか、マンションの場合は、管理規約を調べるなど事前の確認が重要です。
思い通りの間取りやデザインにできない
リノベーションでは、間取りやデザインを変更することが多くありますが、それが難しい場合もあります。建物の耐震性や排水管の経路など、構造上の問題で、思うようにリノベーションができないこともあります。
〇構造上必要な柱のため撤去できず、広い部屋が作れない
〇トイレや浴室、キッチンの水まわりを移動したいが、床下の配管スペースの問題で移動ができない
〇トイレや浴室、キッチンを別フロアへ移動したいが水まわりの移動は工事費用が高額になる
〇理想のイメージが上手く伝えられず、思ったようなデザインにできない
〇これまでのデザインや雰囲気を一新したいが、思ったよりも多くの工事が必要になることがわかった
理想のイメージにするためには、間取り変更や内装に思った以上に費用が掛かることや、リフォーム会社との意思疎通がうまくいかないことなどがあるようです。
中古住宅のリノベーションは住宅選びの段階で検討が必要
リノベーションで後悔している理由として、「費用の面」「建物としての制限」「間取りやデザインの問題」があることをご紹介しました。
中古住宅を購入してリノベーションする場合には、これらの問題をできるだけなくすために、中古住宅を購入する際に、希望のリノベーションができるかどうかを確認しておくことが大切です。
次のようなことを検討して、中古住宅選びをするのがおすすめです。
〇希望のプランにするための変更部分が少なく、リノベーション費用があまりかからない中古住宅
〇築年数によりリノベーションの場所や必要性が変わるので、事前に建物の劣化具合を把握してどのくらいのリノベーションをする必要があるかを検討
〇間取りや窓の変更が可能かどうか、柱や壁を撤去できる構造なのか
〇防火地域や準防火地域かどうか
〇増築する場合は、建築基準法の建ぺい率や容積率の制限の問題
〇マンションの管理規約での制限と排水管の勾配などの確認
費用の面はもちろん、思うようなリノベーションができるかどうかを事前に検討して、選ぶようにするといいでしょう。
中古住宅のリノベーション費用の内訳
中古住宅のリノベーションでは、費用の面で後悔したという声も多くなっています。中古住宅を購入する際には、購入費用だけでなく、リノベーション費用の内訳も考えておくことが重要です。
中古住宅をリノベーションした場合の費用の内訳は次のようになります。
〇施工職人の人件費(解体工事、木工事、電気設備工事、給排水設備工事など)
〇使用する資材・設備の費用(キッチン、浴室、トイレ、外壁など)
〇現場管理費
〇デザイン・設計にかかる費用など
〇耐震・断熱補強費用
〇諸経費
特に大きな費用としては、解体工事や内装工事、電気工事などに伴う施工職人の人件費が挙げられます。
どんな工事が必要なのかを最初に想定しておくことが必要です。
また、リノベーションで使用する資材や設備の費用も大きな割合を占めます。
どんなグレードのもの、どんな機能を持ったものを選ぶのかで予算が決まります。
デザイン性や品質にこだわることで、費用は高額になります。
さらに、デザインや設計、現場管理費用もかかります。
耐震・断熱補強などをする必要があれば、さらに費用は高額となります。
その他にも、諸経費がかかりますので、予算に余裕を持っておくことが必要です。
予算より多くの費用がかかったと後悔する人が多いので、最初にこれらの費用を頭に入れておくことが大切です。
中古の戸建てリノベーションでの後悔
マンションと中古の戸建て住宅のリノベーションでは、気を付けるポイントが異なります。中古の戸建てリノベーションで後悔しやすいことをご紹介します。
築年数により工事費が高くなることがある
戸建ての場合は、特に築年数による工事費の違いが大きくなります。築年数が古い戸建ては住宅の購入費用は安くてすみますが、リノベーション費用が多くかかってきます。
例えば、築10年と築25年の場合、築10年の場合には表面的なリノベーションだけで済んでも、築25年になると、大規模なリノベーションが必要な場合があります。
物件の築年数が古いと不動産の建物価格は安くても、リノベーションの費用が高くなるケースが多いので注意が必要です。
耐震工事や断熱工事、給排水管や電気設備が古くて対策が必要に
耐震補強工事や断熱改修工事、給排水管や電気設備は築年数が古くなるにつれて、必要となることが多いでしょう。
特に最近心配されるのが耐震性です。
マンションの場合も同様ですが、できれば1981年に改正された現行の新耐震基準を満たしている住宅を購入するのがおすすめです。
震度6強~震度7程度の地震で倒壊・崩壊しない基準で建てられています。
1981年以降に建てられた住宅を選ぶポイントにするのも一つです。
しかし、新耐震基準で建てられた住宅であっても、すべての建物が複数回の大きな地震に耐えられるわけではないので注意が必要です。
また、築年数が古いと、給排水管や電気設備も古く、故障が起こりやすく、漏水や漏電の原因になることがあります。配管や電気設備の交換の場合は、大掛かりなリフォームやリノベーションになります。
さて、いかがでしたか。
参考になりましたでしょうか。
「こんな感じにしたいのですがだいたいいくら位建築費が掛かりますか?」
と弊社にお越しになる方々もみなさん聞かれます。
もちろん、それは当然で私だってスタートはそこからだと思いますが、上記にも書かれているように、キッチンやトイレ一つとってもピンキリですし、耐震や断熱工事に於いてもきちんと建物検査をしてからでないと判断できません。
大工工事、水道工事、電気工事、壁紙の張替えなどの内装工事など、分野の違う職人さんが入れば入るほど工事費はUPします。
近年は毎年のようにモノの価格が高騰しているのは食品だけではありませんから、弊社のように、広告宣伝費も掛けていない、社員数も少なく人件費もあまりかからないビルダーですら想像以上に建築費が掛かってしまうのが現状です。
それでも・・・
家がきれいになったり、快適になると、住んでいて幸せな気分になりすよね。
不景気になれば、物価は上がらないかもしれませんが、下がることは考えづらいと思います。
思ったときが吉日かもしれません!
エムアンドエー設計工房では・・・
耐震、断熱リフォームを得意としています。
ご興味のある方はこちらをご覧ください。







我が家の今年のクリスマスはこんな感じです。
子供が巣立ってしまった我が家でもクリスマスの飾り付けを楽しむことで寒い冬も暖かく感じます。















