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我孫子市N様邸耐震改修工事 1
現在我孫子市で耐震改修工事を行っています。
この住宅は1978年(昭和53年)築で、東日本大震災を受けたころから耐震には疑問を持ちながら住まわれていましたが昨年1月の能登半島地震を受けていよいよ心配になり、昨年秋に我孫子市の耐震診断士である弊社に診断を依頼されました。
診断の結果は1階X方向0.96、Y方向0.50、2階X方向0.36、Y方向0.29となり、一番数値が低い0.29という数値が評点となり、現基準での1.0という数値からはほど遠い数値でです。
0.7以下という数値は「倒壊する可能性が高い」という一番低い評価です。新耐震基準の前の建物であり、多くの劣化も見られるので数値の期待は大きくなかったものの、0.29という数値はお施主様にとっては厳しい数値となりました。
お話を頂いた当初より数値がどうあれ耐震改修補強工事は行うという事でしたので、診断は精密耐震診断を行い、改修後の評点を1.0以上にあげる事とし、全ての階の全ての方向で1.0をクリアする補強の提案を行い、見積もりの末、今年に入り工事に着手しました。
今回の改修補強は窓の位置変更も含めて1,2階合わせて14か所。
窓変更工事では外壁の解体などの副工事もあり、工事期間は約1か月となる工事です。

この面は2間(3.6m)の窓があり耐震上弱い箇所で、外壁を解体して窓を取り小さな腰窓を2つ入れて、窓と窓の間に耐震壁を作ります。

内部でも耐震壁に更新する箇所の解体、そして壁の製作をします。

この壁は既に細い筋交いが入っていますが、筋交いを取り耐震性の高い面材を使い耐震性をUPさせます。