耐震診断 続き by 宮崎

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今度は台湾東部で大きな地震がありました。報道でもありましたが、実は台湾も地震の多い地域で1999年の地震でも古いビルでは手抜き工事や施工不良などもあり、多くが倒壊して多くの死者を出しました。

他国でもあり被害状況の規模の詳細はわかりませんが、地震規模を見ても甚大な被害なのだと推測します。

さてそんな中、先週金曜日の中西のブログにもありましたが耐震診断や改修の話が多くなっているように感じます。

目次

耐震リフォームをするには「精密耐震診断」が必要です。

以前からも書いていますが耐震診断をして結果が悪くても改修する方は非常に少なかったのですが、このところの地震を受けてか、ご相談の多くで改修まで進みたいと話されます。

改修するには一般耐震診断だけでなく、精密耐震診断が必要です。

先のブログでも書いた通り、精密耐震診断では壁の構成部材や金物も全て含めて計算するので、はっきりした強度が分かり、補強の方向性が確認出来ます。

改修では壁の改修が主だったものになると思いますが、壁の場合は筋交い補強では無く、壁面補強が施工性や改修費を押さえるのに有効だと思います。

また昭和55年以前の住宅では基礎に鉄筋が入っていない例を多くみますので、基礎の補強はとても有効です。

基礎の補強では基礎の表面に炭素系の素材を張ったりしているしているのも見受けられるのですが、効果のほどがわかりませんので、「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」に記載のある方法で行うのがベストです。

柏市の耐震診断補助金

柏市では令和6年度の木造住宅耐震診断費補助金と同じく耐震改修費補助金の内容が発表され、耐震診断では来年と同じく上限6万円の補助金、受付件数20件。

耐震改修では、今年度から、設計費・監理費・工事費の合計の4/5、上限が1000万円になりました。

こちらの受付件数は10件です。

もちろんエムアンドエー設計工房では補助金申請対応が可能です。

早期で件数に達する事も考えられるので診断、改修はお早めに。

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耐震診断士による耐震の考え方

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