換気と温度と湿度について

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九州や関西、東海も梅雨明けしましたが、関東は猛暑になっていますが、未だ梅雨明け宣言がありません。

来週に予報を見ると曇りが続いているのでこれが宣言が出来ない理由のようです。

とはいえ、暑い!!!  「暑いですね~」が既に挨拶になるほど。

「守谷市松ヶ丘の家Ⅱ」では現在基礎工事が進んでいますが、日陰も少なく職人は難儀しています。

水分や休憩も多く取り、熱中症には気を付けて作業を進めています。

さて今回は前回のブログ「高気密・高断熱の家は完璧なのか?」に引き続き。

たまたま先週の中西のブログでも触れていた、換気と温度と湿度についてです。

住宅を高断熱化、高気密化すると暖房や冷房の熱源の省エネ化が図れます。今では当たり前ですね。

私たちも25年くらい前から高気密高断熱住宅の基礎を考え、設計や施工で実践してきたわけですが、暖冷房した室内の温度管理は比較的簡単に出来てきたと思っています。

ところがここに「湿度」が絡むと温度とは別の‘暑いや寒い’があらわれます。

日本は梅雨時期を含め‘夏は高温多湿’で、‘冬は乾燥’が常識ですね。

住宅では建材や家具などの接着剤などにふくまれるVOCの関係からシックハウス症候群が多くなり、同時に気密化も加速して‘換気’が法整備され、今ではお出でになるほとんどの方が換気方式を気にするようになりました。

弊社の換気方式の基本は第三種換気です。

何故第三種換気なのか?については過去のブログでも散々触れていますので簡単にお話すると地域性とメンテナンスの容易差につきます。

しかし第一種換気を捨てたわけだはありません。なぜなら、現在では当たり前になった一次エネルギー消費量計算では数値は有利ですし、全熱式だと温度と湿度もコントロールできるからです。(一部機種)

ですが問題はメンテナンス。

これも何度もお話していますが、第一種換気のメンテナンスは1~3か月に一度はフィルターなどのメンテナンスが必要ですし、施工時のダクトなどの歪みにより水がダクト内に溜まり機械を故障させるなどメンテナンスが大変です。

多くのお客様が色々な箇所で「メンテナンスが容易か必要ないもの」を要求しながら毎月のように必要な換気のメンテナンスをするはずはありません。

ですが、第三種換気の場合弊社の現在の方式ですと換気自体のメンテナンスは新たに加えた‘空気清浄機’を4~6ヶ月に一度の内部清掃と数か月に1度の排気口のフィルター(百均のもの)を貼り替えるだけ。と、ずぼらな私でも行える程度のメンテナンスとなっています。

では、ここから換気方式の違いによる湿度の問題。

第一種換気での湿度コントロールは、換気量の調整で行います。

方法は、外気が乾燥している場合は換気量を抑え、逆に湿気が多い場合は換気量を増やすことで室内の湿度を快適なレベルに保つことができます。、とは言っていますが完全にコントロールは出来てはいませんし、多くの住宅で加湿器や除湿機も併用されていると聞きます。

次に第三種換気。

これは湿度調節はなし。気密を高くして必要な箇所から外気を自然に取り込み、各所のダーティーゾーンより機械で排気するだけの方式だからです。

故に湿度コントロールゼロです。

弊社でも除湿機と加湿器は欠かせませんが、一世代前の住宅から除湿機は常設し、最新バージョンから加湿器も常設する事になりました。これにより湿度コントロールが可能になりました。

この湿度の問題は私自身、積年の課題でした。なぜなら私自身湿度に弱いからです。

夏、温度は低くなっているにも関わらず、梅雨時の朝や夕方のように室内の湿度が上がる事で‘蒸し暑くなる’。

また冬は逆に乾燥が進み湿度は30%台になります。過乾燥というやつです。これはこれで女性の肌などにもよくないですね。

TVでは今の季節、室温を26~28℃、湿度は50%くらい。

そんなふうにコントロールできるの?

人間には「体感温度」というものがあります。体感温度は人によっても大きく違いますよね。

では、いったい室温は何度で、湿度は何パーセントだったら快適といえるのでしょうか?

この答えは次回。

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