基準法改正と共に建築費も・・・

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みやざきです。今月の中頃、数年ぶり風邪をひきました。

気温も上がり湯上りに薄着でいたところ「うすら寒いな~」とは感じていたのですが、そのまま就寝したことがおそらく原因だったとおもいます。

病院に行き薬を貰い、数日ダウン。

「季節の変わり目なので少し長引くかも知れませんよ」という医者の言葉通り、全快には一週間ほどかかりましたが、その中で中西や堀にまで風邪を移してしまいました。今回のブログ変更も私が風邪を皆に移した結果です。

5月も寒暖差が続くと思いますので、皆さまお気をつけください。

という事で本来今週のブログは中西が担当だったのですが、体調不良により今週は宮崎が、そして次回(5/13)は中西のブログとさせていただきます。

また弊社のGW休暇は月内はカレンダー通り、5/1から6日までとさせて頂きます。

さて、本題です。

4月から基準法が改正されました。

現在弊社では住宅省エネ2025キャンペーンにも昨年からの引き続きで登録を完了し、GX志向型住宅を取得して建築する新築住宅の設計を進めています。そして先月中頃には建築確認申請も提出しました。

今回の住宅では、

  • 建築確認申請+天空率申請(北側斜線の緩和)
  • BELS申請(省エネ)(GX志向型住宅での証明になります)
  • 住宅性能表示での耐震性等級3(許容応力度計算による)

と3種の申請をしています。

今回は基準法改正や住宅省エネキャンペーンに伴ったお金事情についてお話しようと思っていますが、まずは申請手数料。

建物を建築するには、建築する確認申請をして許可が出ないと建築出来ない事はご存じですよね。2000年の改正そして規制緩和により民間の確認検査機関が誕生し、以降申請手数料は少し高いが以前の役所よりも早く許可される民間の検査機関に提出するのが当たり前になっています。

この4月から4号特例が無くなり、規模の小さな住宅にも省エネ審査と構造審査が増えたことによる負担は申請手数料になって跳ね返ってきています。

改正前の建築確認申請では、今回の規模の住宅だと申請と完了検査を合わせて約7万円ほどだったのが、今回は10万円超え、その他BELSや性能評価での申請を含めると20万円超えとなります。

この金額は民間の検査機関によって金額は変わりますが、弊社が提出している機関はそれでも安い方。建築費の高騰は資材だけでなく、こんな部分でもじんわりと効いてきます。

また現在では施工に向けての見積もりも同時進行で進めています。

建築資材の高騰は今に始まった事ではありませんが、資材の高騰やそれによる工事の金額が私の想像を超えてくる場面がほとんどです。

こんな建築費高騰の中でも国は「もっと質の高い省エネ住宅をつくれ!」とGX志向型住宅というものを提起しきました。

この住宅については過去のブログでも触れているので内容はそちらをご覧頂くとして、

簡単に言うと、いままでよりも断熱性をUPさせ、太陽光発電システムを搭載させてZEH住宅とし、さらに太陽光発電システムでの創エネを考慮しなくても一次エネルギー消費量をこれまで以上に削減してください。という住宅です。

GX志向型住宅はすべての世帯が対象という事ですから、将来を見据えて「この住宅をこれからのスタンダードにしていこう」という国の考えは分かります。

グリーントランスフォーメーションは世界的な流れ。

とはいえ、この住宅は弊社ではZEHプラスで済みますが、普通の工務店にとっては知識的にも建築コストにも非常にハードルが高いものになると思います。

併せて今回のキャンペーンではZEH住宅や長期優良住宅にも補助があり、それぞれ40万円、80万円。しかし対象は子育て世帯または若者夫婦世帯です。

つまり今回も子育て世代でない施主は高額になるGX志向型住宅を選ぶしか補助金をもらえる手立てがないわけです。

弊社でも土地からの一次取得者が多くお出でになりますが、その多くは30歳台の子育て世代です。建築費高騰だけでなく、昨今の土地価格の上昇もあり簡単には進まないのが現状。

都内ではいまだマンションの平均価格は1億円を超えています。

ほんの数年前からコスト面では30%以上もUPしている現状の中、お金を出せる人だけを優遇するような施策では無く、全ての建築主に広く渡る施策でなければ‘建てたいけど建てられない’という方が更に多くなると思うのですが、、、、、。

物価高で給付金や消費税減税までささやかれている中、国にはもっと色々な視点で全ての物価高問題を考えて欲しいと考えているのは私だけなのでしょうか?

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