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住宅の断熱は外張り断熱がいいよ
まずは弊社のサクセスソトーリーから。
弊社(私)が専業の設計事務所から建築業も始めたのは2003年。
構造は私が設計として長く親しんできたツーバイフォー工法を採用しました。
当時、断熱はツーバイフォー工法という事もあり、工法の特性を生かした「充填断熱工法」としました。私は住宅断熱施工を学び指導員の資格も取得していたので、自社の建築では断熱施工と気密施工は正確に対処していました。しかし充填断熱施工と同時に「気密」を取る事は非常に手間のかかる作業でもありました。
何故なら壁の中には電線や給排水などの配管があり、断熱材を施工する上で隙間なく施工する事が非常に難しく、断熱材の隙間を作ると断熱欠損が生じるだけでなく、夏場の結露を呼ぶことになったり、気密施工においては電線を通じて外気が壁内に入り込むなど気を使う施工が必要でした。施工するのも自分では無く、大工さんにお願いする事にもなるので管理自体も大変でした。
現在でも充填断熱材で施工している所では、本来このように気を使う必要があるのですが街の現場を見る限り、また大工の話を聞く限りでは未だ適当に行われているのが現状のようです。
機能面は置いておいて、それでも計算上は省エネ住宅、高気密高断熱住宅と言っているのが現状。つまり机上の計算と施工精度は別物という事です。
弊社では、この手間を大幅に無くし断熱性能だけでなく同時に気密が取れる「外張り断熱工法」にスイッチしたのは2005年から。
住宅の断熱性能を追求する上で、外張り断熱(外断熱)は非常に理にかなった優れた工法です。柱の間に断熱材を入れる一般的な「充填断熱」と比較して、なぜ外張り断熱が選ばれるのか、そのメリットを多角的な視点から詳しく解説します。


構造体をまるごと包む「魔法瓶」のような保温性
外張り断熱の最大のメリットは、家の骨組(柱や梁)の外側から断熱材でぐるりと包み込む点にあります。これにより、家全体が魔法瓶のような状態になります。
充填断熱の場合、どうしても柱がある部分には断熱材が入れられず、そこが「熱の逃げ道(熱橋:ヒートブリッジ)」となってしまいます。一方、外張り断熱は構造材の外側に連続して断熱材を施工するため隙間ができにくく、建物全体の断熱欠損を最小限に抑えることができます。結果として、少ないエネルギーで効率よく家全体の温度を一定に保つことが可能です。

結露を防ぎ、建物の寿命を延ばす「耐久性」
住宅を腐らせる最大の敵は、壁の内部で発生する内部結露です。
外張り断熱では、柱や土台などの構造体が断熱材の「内側(暖かい側)」に位置します。そのため、構造材が外気の影響で冷え切ることがなく、壁の中で水蒸気が冷やされて水滴になるのを防ぐことができます。
木材が常に乾燥した状態に保たれるため、腐朽菌の繁殖やシロアリの被害を抑制でき、結果として建物の資産価値を長く維持することにつながります。

「気密性(C値)」の確保が容易
省エネ住宅において、断熱以上に重要なのが「気密(隙間をなくすこと)」です。
外張り断熱は、ボード状の断熱材を建物の外壁面に張り合わせ、その継ぎ目を気密テープで処理する工法が一般的です。複雑な形状が多い室内側に気密層を作るよりも、平らな外壁面で処理する方が施工ミスが少なく、高い気密性能(C値)を安定して出しやすいという特徴があります。
隙間風がなくなることで、冷暖房効率がさらに高まり、上下階の温度差も少なくなります。

構造材が「蓄熱体」として機能する
冬場、室温を上げると、断熱材の内側にある柱や壁などの構造材も温まります。外張り断熱はこの「温まった構造材」を外に逃がしません。
これにより、暖房を止めた後も建物自体が熱を蓄えている(蓄熱効果)ため、温度が下がりにくくなります。夏場も同様に、一度冷やされた構造材が冷たさを保持するため、エアコンを切った後の「ムワッ」とした温度上昇を緩やかにしてくれます。
室内空間の有効活用とデザインの自由度
断熱材が壁の外側にあるため内壁の仕上げをしない事も含め壁のデザインが自由になります。また、屋根まで外断熱を施せば、小屋裏やロフトを快適な居住スペースとして活用することも容易になります。さらに天井の高い開放的なリビングを作るなど、設計の幅が大きく広がります。
弊社住宅では1階床面と2回天井面の温度差は2℃程度です。

リフォーム(外壁断熱改修)との相性
最近多くなってきた断熱リフォーム。
既存の住宅をリフォームする際、外張り断熱は非常に有効です。
室内の壁を壊すことなく、外側から断熱改修を行うことができるため、住みながらの工事が可能になります。また外壁の張り替え時期に合わせて断熱性能をアップグレードできるのは、外張り断熱ならではの強みです。
ですが、金額の面で中々進まないのが現状・・・・
・・・真に快適で長持ちする家を目指すなら
外張り断熱は、コスト面では充填断熱よりも高くなるというデメリットはありますが、「光熱費の削減」「健康維持(ヒートショック防止)」「建物の長寿命化」という長期的なリターンを考えれば、非常に投資価値の高い選択となり、家の資産価値もUPします。
















