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W様邸耐震改修&リフォーム
能登半島地震以降、耐震診断の依頼が多くなってきました。
以前では診断まではするものの改修に進むことは少なかったのですが、今年は能登半島地震や千葉県近辺でもまた地震が多くなり、改修を前提とした話が多くなっています。
このお施主様は少しでも費用の助けになればと行政の補助金を使う予定でしたが、今年は地震を受けて同じように考える方が多く、不幸にも補助金申請の枠から漏れたのですが予定通り、精密耐震診断~耐震改修+リフォームと進みました。
耐震診断は改修が前提だったので、最初から精密診断としました。
耐震診断には、一般診断と精密診断があります。どちらも行政の補助金対象ですが、一般診断では基本的に図面を用いて現状の劣化度などを判断して診断しますが、数値判断は得られるものの改修に進むためにはより精密な構造情報が必要となります。この方法を精密診断といいます。
行政での補助金は構造評点1.0以上が必要です。このW様邸では精密診断の結果0.58という数値で判断は「倒壊する可能性が高い」という結果でした。
そこで最低ラインである構造評点1.0以上を目指す事にしました。診断を数値的に見ると2階ではX方向、Y方向ともに評点1.0を超えていて、1階ではX方向、Y方向共に1.0以下となりましたので補強改修は1階を行います。
耐震改修というとよく’筋交いを入れて補強する’というところもあるようですが、私はツーバイフォー工法を極めている事もあり、面構造での壁補強をお勧めします。