以前の住宅性能は数値で語られることはありませんでしたが、現在ではそのすべてを数値で知る事が出来ます。本当の高気密高断熱住宅とはこの5つの指標の全てをクリアできる住宅を指します。
現在ではこの‘外皮平均熱貫流率’が住宅の性能を表す上での一番の指標になっています。
この外皮平均熱貫流率とは当該住宅の断熱を含めた外皮(外壁・屋根・開口部・基礎や床など)の仕様が断熱地域区分(私たちの地域は6地域)ごとに定められた基準以下に適合しているか判断するための指標の数値で、各部位で熱貫流率や面積などを計算し、外皮熱損出量÷外皮部分の面積の合計で算出されます。
断熱性能を表す数値で、数値が小さい方が断熱性能が高くなります。
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
外皮平均熱貫流率 (H28省エネ基準) 品確法 等級4 |
0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 | |
外皮平均熱貫流率 (ZEH基準 ) 品確法 等級5 |
0.4 | 0.4 | 0.5 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | |
弊社スタンダード 仕様での平均数値 |
0.44 | 0.44 |
※H28省エネルギー基準(全て、以下) UA値[W/(㎡・K)]
※断熱地域区分6地域が千葉県東葛地域(柏市・松戸市・我孫子市・野田市など)
1999年の次世代省エネルギー基準で制定された性能基準で、その名の通り住宅の‘気密性能’を表す数値で省エネの観点からみても断熱よりも重要なファクターです。
数値は一棟一棟異なり、その測定は建築現場で行われ、専用の圧送機と測定器を使い家の中の空気を外に出す(減圧)事で、その圧力差と風量を測定し、家の規模(床面積)で割る事で隙間の大きさを知る事が出来、その数値が小さいほど隙間が小さい事を表します。
高気密住宅と呼ぶには0.7c㎡/㎡以下が望ましいとされ、その効果は熱損出を少なく出来、壁体内結露を防ぎ、計画的な換気が出来るようになるので温熱環境が良くなり‘省エネ住宅’と呼べますが、この気密が悪い(隙間が多い)と計画的な換気が出来ず、冷暖房効果が悪く、また施工が悪いと外気と室内空気が壁体内で結露点に達する事もあり、当該住宅の長寿命化を阻む結果にもなりますので、非常に重要な項目です。
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|---|
総相当隙間面積 c㎡/㎡ |
2.0 | 2.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
弊社平均測定値 | 0.5以内 |
※総相当隙間面積の基準は平成21年省エネルギー基準改正で削除されています
弊社では一棟一棟測定し、かつ全てのお施主様に測定の 立ち合いをお願いしています。
机上の計算が出来ない気密測定では、現場での気密施工の精度が問われ機械が測定する事で偽りない数値をご確認いただけます。
BEIは、実際に建てる建物の設計一次エネルギー消費量を、地域や建物用途、室使用条件などにより定められている基準一次エネルギー消費量で除した値で評価します。
新築される住宅の一次エネルギー消費量基準に適合となる水準は、BEI≦1.0となりますが次世代省エネ住宅を目指すのであれば、0.8以下を推奨します。
最低限新築される建築物においては、設計一次エネルギー消費量が基準一次エネルギー消費量以下であれば省エネ基準に適合しているということになります。
BEI=設計一次エネルギー消費量/基準一次エネルギー消費量
BEIの値 | 基準 |
0.75以下 | ZEH+(ZEHプラス) |
0.80以下 | ZEH基準(ZEH住宅) |
0.90以下 | 誘導基準(低炭素住宅) |
1.00以下 | H28省エネルギー基準 |
※弊社では再生可能エネルギー(太陽光発電など)の利用が無い場合でも、0.8以下をお約束しています
断熱性能を高める事で「快適に」「健康的に」そして「経済的に」なり、豊かな暮らしが出来る家を
【HEAT20の家】と呼びます。
この提言は(一社)20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会が提唱した断熱水準で省エネルギー
基準とは少し異なる視点から‘G1グレード’‘G2グレード’近年になり‘G3グレード’という断熱水準を提案していて外皮平均熱貫流率(断熱性能)をあげる事で暖冷房負荷や体感温度を考え、エネルギ
ーと環境の質、そしてコストバランスが調和した家を目指していて、弊社住宅もHEAT20の指標を
目標にした住宅を提案しています。
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
省エネ基準 等級4 | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 | |
ZEH基準 等級5 | 0.40 | 0.40 | 0.50 | 0.60 | 0.60 | 0.60 | 0.60 | |
ZEH+水準 等級6 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.46 | 0.46 | 0.46 | |
ZEH+水準 等級7 | 0.20 | 0.20 | 0.20 | 0.23 | 0.26 | 0.26 | 0.26 | |
HEAT20 G1 | 0.34 | 0.34 | 0.38 | 0.46 | 0.48 | 0.56 | 0.56 | |
HEAT20 G2 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.34 | 0.46 | 0.46 | |
HEAT20 G3 | 0.20 | 0.20 | 0.20 | 0.23 | 0.23 | 0.26 | 0.26 |
※外皮平均熱貫流率 UA値[W/(㎡・K)]
※弊社スタンダード仕様では0.44以下、ZEH仕様では0.3以下をお約束しています
BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)とは、建築物省エネルギー性能表示制度の略称で、省エネルギー性能に特化した評価・表示制度です。
建築物の一次エネルギー消費量に基づきBELS評価機関が5段階で評価し、省エネルギー性能を表示する制度となっていてBEI(削減率)の数値によって星の数で省エネ性能を表すラベリング制度でエアコンなどと同じで省エネ性能がわかります。
住宅 BEI値 | |
☆☆☆☆☆ 星5つ ZEH+基準 |
0.8以下 |
☆☆☆☆ 星4つ ZEH+基準 |
0.8から0.85まで |
☆☆☆ 星3つ 誘導基準 |
0.85から0.9まで |
☆☆ 星2つ 省エネ基準 |
0.9から1.0まで |
☆☆ 星1つ 基準以下 |
1.0から1.1まで |
※用途は住宅だけ掲載しています
※省エネ性能最高ランクは星5つです
※弊社住宅ではスタンダード仕様で☆☆☆☆☆(星5つ)です
弊社では上記5つの指標と数値を全ての住宅で最高ランクとしていて
本当の省エネ住宅、本当の高気密高断熱住宅を設計/施工する事でお施主様全ての住宅で
「健康で快適な住環境」をお約束しています