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省エネの知識 その4 by 宮崎
先週の木曜日の地震は縦揺れと時間も少し長かったようで驚きました。
と書いていますが実は私はその時は車を運転していて携帯の地震警報で驚きました。帰って中西に聞くと警報より地震の方が早かったといっていましたが、震源は茨城県の南部と震源が近かったので警報が間に合わなかったようです。
また先週の土曜日もまさかの岐阜で最大震度4の地震がありました。
いつ、どこで起きてもおかしくない地震ですが、流石に‘多くない?’と思っています。
実はタイムリーですが、明日は耐震診断の依頼を受けていて現地調査に行く予定です。築浅の中古住宅購入者からの依頼ですが、地震が心配という事で診断する事になりました。
来月にも以前からお話を頂いているお宅の調査に行きますが、耐震診断の業務は確実に増えています。
さて今回は相当隙間面積、いわゆるC値で、簡単にお話すると住宅全体で床面積1㎡あたりどのくらいの隙間面積があるのか?という事で、その測定は現地での測定が必要となります。
またこのC値は1999年の次世代省エネルギー基準から基準化されていたのですが、以降の基準では「住宅は高気密化されてきている」という観点から基準から外れましたが、私たちのように以前から省エネ住宅を追求してきた人間にとっては断熱よりも重要な視点で捉えられてきました。
そして今ではどこの会社でも‘C値〇〇以下’なんて記載がありますが、それでも建築する全ての住宅で気密測定を行う会社は全体の3割程度とされています。
気密測定の原理や測定方法は弊社HP内でも紹介していますが、家をいくら断熱しても構造躯体を含む外壁や屋根、そして床下などに隙間があれば、寒暖空気が出たり入ったりと温熱環境を阻害します。
また問題なのが換気で、計画的に空気の流れを考えても隙間によって経路が崩れる事で計画換気を阻害する事になります。
ですので、まずは‘隙間を作らない・放置しない’事をする必要があり、C値はせめて0.7c㎡/㎡以下が好ましく、出来れば0.5c㎡/㎡以下にする事が望ましいですね。
弊社では0.5c㎡/㎡以下をお約束していますが、現実の住宅では0.3~0.15くらいと‘超’が付くほどの高気密住宅となってるので、暖冷房に掛かる費用を抑える事が出来ています。